2012年10月24日水曜日

R.W.計画 その後

人像の制作は、一人で撮影する関係から、身軽なレリーフ状へと移っていったのですが、この等身の女性のボディーは途中で制作を放棄したまま何年もたってしまいました。未使用です。

頭部をつくります。最上級の尾州ヒノキの柾目です。
だいぶ前に木場で買いましたが、店はまだあるか分かりません。
新木場と言えば今は倉庫とライブハウスですか。。。
ボディーは値段的に尾州は使えないんで米杉なんですが、
そういえば、その米杉を買ったのは STUDIO COASTのとなりの材木屋でした。

このボディーの主にしようと思っている頭部の型紙です。
やけに、アフリカンっぽい感じです。
側面の型紙で余分なところを落としました。チェーンソーを使います。

ここまでは、鉈の作業です。前後に二つの材を接いであるのが分かると思います。

定盤の上で接ぎ合わせ面の平面を検査。接ぎ合わせ面を削り直す。

片面のダボ穴をあけ、その穴に画鋲の径に合わせて挽いた物を仕込む。
画鋲の針がもう片面の穴の場所を示す。

片面に1センチも入れば十分。

部品が揃う。

ボンドにて接合。

頭部が入る部品の穴のスリ合わせ。

膝下を作って身長が決定。目標164センチ。

木の位置がそうなんだけど、、、

チョッと無理かなアフリカ人ならいくんだけど。。。


* ボール盤による両センタ加工
材料両端の所定の2点から錐で揉んで、
真ん中で穴を貫通させるにはどうしたらいいでしょうか、
旋盤の両センタ加工の要領です。
長尺の錐(この錐はつかわない)で芯出し。
下に旋盤の芯押し台のセンターを設置。
錐の降りきったところにセンターをあわせる。
110mmX110mmX440mmの材料の芯に12mm∅の穴を貫通させる。
長さ200mmの錐(シャンク含めてぎりぎり220mm)で両端から穴あけ。
脛用の材2本にバネ通しの穴あけ、無事終了。



*人体の各部を別々に作り、それに可動の機能をもたせますと、思いもよらぬ形になります。
こんな写真撮ってて、仕事が進みません。
ドイツ語でバインですね。バインバインです。(複数形はバイネですが。)
アイス・バイン食べたいですね。