2012年2月9日木曜日

玄翁柄すげました

世田ヶ谷のボロ市で180匁の古玄翁をゲットしましたので、
ひさしぶりに玄翁柄すげました。
材料はまえに山梨の大工さんにもらってあった、うつぎ。
木取りの図面はコチラをご覧下さい。
だんだん鉋の刃をひっこめていきます。
この鉋は反り台ではありませんが、アゴの部分を落としてあるので、材料が凹に削れます。こういった仕事専用になってます。

玄翁の頭の穴の入り口の方を額縁型に面とる。
柄の先端は万力でつぶしておく。
柄の先端の木口の断面が額縁の外側とになる。

仮にすげてみる。

仕上げにかかります。

ここがポイント、上端がけっして凸になりません。
柄が弧状になりますと、弓取り式の弓のようにフラフラします。

厚みはこんな感じ、端を握ります。

この大玄翁の柄は彫刻屋の創意などうけつけない、やかましいもんでございます。