2010年7月31日土曜日

マミヤ フィールド

 前回同様、作品制作に使ったカメラです。私は絵画の常識にしばられているのか、画像の柱は垂直に立っていないと気がすまないので(いわゆる平行病)、特に見おろすアングルにはこのカメラを使いました。
 以下の部品でつくりました。
  • 後枠・・・・・・マミヤ Mアダプター
  • 前枠,レール・・ブロニカあおり装置の蛇腹のやぶれたジャンク
  • 蛇腹・・・・・・不明大型カメラの袋蛇腹
  • ボード・・・・・ホースマン
  • その他アルミ、真ちゅう板加工













 フジの90ミリf8でよく使いました。後枠の座金の下にブロックをいれるともう少し後枠がもちあがり、全体で3cmほどフォールします(横位置の場合)。

2010年7月30日金曜日

マミヤプレス 二階建て

 しばらくの間、彫刻屋の私は写真の印画紙が最終的な作品となっていました。そのときの撮影に使っていたカメラをお見せしましょう。マミヤプレスの接眼レンズのなくなったものを安く買ってきて、距離計とファインダーを取り去り,逆さにして、アルミ板に三脚ネジ穴をタップでもんだものを下端にネジ止めしました。上端にはベルボンのクイックシューをネジ止めしました。
 みればお解りと思います。上の35ミリ一眼レフと下のマミヤプレスの6x9と同じ画角になるようにレンズを選択します。この写真の場合は上は35ミリで下は75ミリの焦点距離です。 上の一眼レフをファインダーと露出計として使い、保険としてシャッターをきっておきます。ワイドレンズの場合は、下のマミヤプレスのピントリングの目盛りに、上のカメラの目盛りをうつしてシャッターをきってもよいですが、多くの場合はピントグラスを使い、三脚のエレベーターをバララックスぶん上げ、焦点を合わせます。
 6x9のフィルム画像は、こころがけしだいでまだまだデジタルには負けませんが、こんどこのカメラを使うときは上にデジタル一眼レフが乗ることでしょう。

2010年7月27日火曜日

ディスク・ガイド  ジャズ・トランペット

 先日、四谷のいーぐるにて行われたディスク・ガイド ジャズ・トランペット発刊記念のレコード鑑賞会にいってきました。6人の筆者の選曲による17曲の再生でした。
 なかでは、ディジー・ガレスピーが圧巻でした。1945年6月22日の録音ということで,その当時の日本の状況に話しがおよびました。帰ってしらべますと3月10日に東京をはじめとする、大規模な焼夷弾をつかった低高度夜間都市無差別爆撃がはじまり、名古屋、大阪、神戸と続きます。4月には沖縄上陸作戦がはじまっています。もう降伏すべきでした。日本の空はB29フリーパスです。7月25日にはポツダムで、原爆投下命令が発せられます。
 映画”Die Brücke„では、敗戦色濃いドイツで、少年兵たちの処遇にこまった指揮官が古参兵に「おまえは前の大戦の経験者だから負け方を知ってるな」というふうな言いかたで彼らを託しました。しかしその古参兵とはぐれてしまった少年たちの運命は・・・日本全体がこの少年兵と同じ運命だったわけです。

シンコーミュージックエンターティメント刊
1冊定価(本体 2,000円+税)
右の2冊が、既刊のジャズ・ピアノとジャズ・サックスです。この3冊をみますと,私ははっきりとサックス好きなことが分かりました。ローランド・カークの「ボランティアード スレバリー」なんかは大好きで、いつもジャズ喫茶でリクエストしていました。盲目のローランド・カークが都市郊外のフリーウェイをキャデラックのオープンカーでかっ飛ばす様を想像してしまいます。ところがこれをリクエストすると不思議と客がかえってしまうのです、ローランド・カークのイロモノみたいな雰囲気のせいでしょう。ジャズ喫茶の客の回転に貢献しておりました。その点、この本のシリーズはメイシオ・パーカーやキング・カーチスのようなヒトも載せてあるところが今までのジャズのガイドブックと一味ちがうところです。
 しかしこれらの本をみて、ジャズ喫茶がなくなりジャズのあたらしい情報から遠ざかった四半世紀が、まるで私のなかで抜け落ちてるのに気がつきました。レコードプレーヤーはあるのですが物が上に積み重なった状態で、CDで同じ音源を買い直すのもばかばかしいですし、ようするにジャズの曲の長さについていけなくなったということでしょう。私にとってジャズはBGMで聞く音楽ではありませんから。
 ジャズ喫茶がなくなってからは、前から好きだったソウルや、いとこの影響でミシシッピー デルタ ブルースを聴いていました。これらもBGMではなくけっこう本気で聞きます。古い録音の物ばかり聞いていたのです。そんななかで突然パフュームをテレビで見てしまったのですが、詳しいことはまるで分からず。DVDプレーヤーやパソコンをケイタイを持っていなかったからです。
 「マカロニ」なんかは、ほとんどスライ・ストーンです。「イミテーションワールド」「カウンターアトラクション」などはバート・バカラックを彷彿とさせます。なぜこんな話しをしだしたかというと、このガイドブックの筆者の一人の原田和典さんも執筆しているMUSIC MAGAZINEの(Perfume 現象)だけが唯一のPerfume に関する情報だったからです。
MUSIC MAGAZINE
2008年10月号
 


2010年7月26日月曜日

夏期対策

 パソコン入手後はじめての夏です。クーラーのない部屋で使っていて、ファンの音がうるさいので、下駄をはかせて後ろから小型扇風機で冷却しています。パソコン本体のファンは動かなくなりました。同時に下駄には勾配をもたせ、鍵盤が見やすくしました。画面が高くなったので首が疲れなくなりました。
 水平でない状態でつかうとハードディスクに良くないとかありますか?
下にDVDドライバーをいれました。
 この画像は、タングステン光のホワイトバランスで撮ったHDR画像に、自然光のホワイトバランスで撮ったHDR画像(これはHDR撮影の必要はなかった)のモニター部分を合成しました。銀塩ケミカルの時代には考えられない画像です。私のようなパソコン初心者にも簡単にできてしまいます。
 皆さんご用心あれ。


2010年7月22日木曜日

続・嶋村さんの工房

 前回に続きまして、ノミ鍛冶嶋村さんの工房からの報告です。1992年9月5日の撮影です。夕方おじゃましたところ焼き入れが始まりました。カメラを持っていた私は撮影させていただきました。迷惑だったと思いますが今では撮っておいて良かったとおもいます。  焼き入れは火や赤めた鉄の色をみるため,日没後におこなわれます。色温度という言葉がありますが、赤めた鉄の色で温度を判断します。
写真1
 写真1 : 焼き刃つちを焼き入れする刃物にぬって乾かしています。もう火床に火が起きています。手前がお父さんの幸三郎さん、奥が息子さんの清忠さん。お互いぶつぶつ文句いってます。だいたい居職の親子は見た目に仲がわるいです。うちもそうでした。たがいに遠慮がないからでしょう。
                写真2
 写真2 : 火床の具合をみています。まだ電灯がついています。右膝のすぐのところに金敷があります。金敷は土間から出ている部分が全体の5分の1ほどです、下は埋まっています。プラスチックのたらいは焼き入れの終わったものを入れておくためのものでしたっけ。アルミの鍋は焼き入れ用の松炭の容器で、そのフタのあるあたりに水槽が埋けてあります。
              写真3、4
 写真3,4 : なんどやっても同じ軌道で水槽の中へ、ピュルピュルゴポゴポシュワー、同じリズムです。熟練のわざです。水槽の上でいったん静止しているのがわかります。左手は電動風車のスイッチを調節し、右手はハシをもち、焼き入れする刃物をつかんでいます。
 嶋村さんの作る刃物の最大の特徴は永切れするということです。これは使い手にとってありがたいことです。そのわりには安かったのです。コスト パフォーマンスが高いヘビーデューティーな道具らしい道具です。
 私は自分の使う刃物は確保できましたが、これから木工をはじめる方は嶋村さんのような鍛冶屋さんが少なくなっていくのでたいへんです。
 熟練するまでに時間のかかる従業員をかかえた事業主には減税するなりしてほしいものです。車を買い換えるののどこがエコなんでしょうか。そんなことに減税する真の目的は?

2010年7月18日日曜日

嶋村さんの工房

 ご覧くださりありがとうございます。工房報告と題しましたが、初回は私の工房ではなくノミ鍛冶嶋村さんの工房です。
 ノミってなに?と聞かれても説明する文章力はありませんので辞書をひいてください。単純なものほど説明はむずかしいですね。漢字で鑿と書くやつです。
 彫刻をなりわいとしている私はノミを使います。使ってるときは嶋村さんのことを思わないときはありません。といっても今も元気です。しかし廃業してしまいました。
 以下のスケッチは嶋村さん宅で描きました。1990年ごろだとおもいます。                      図1
 図1はスプリングハンマーです。モーターの回転運動をバネのついたハンマーの上下運動にかえて動きます。赤めた鉄や鋼を鍛造します。動き出すと少しばかり迫力あります。地響きします。
                      図2
 図2は工房の全景です。手前にグラインダーがあり、その奥が火床(ほど)。いま「hodo」と入力したら火床が出てきませんでした。
 火床の奥が前述のスプリングハンマーです。ガラス戸の外は庭で、すぐに防波堤があり、そのむこうは海です。
 ごく単純な設備です。この単純さに嶋村さんがノミ以外の多岐にわたった注文をこなした秘密があると思います。
                      図3
 図3は仕上げのセン掛け作業です。仕上げといっても焼き入れまえの作業です。焼き入れしてしまうと、もうヤスリやセンはかからなくなります。
                      図4
 おなじくセン掛け作業です。ノミのうらすきをおこなってます。

 以上、ブログ初回はこのへんでご勘弁ください。なにせパソコン初心者なもので道具の固有名詞がまったく漢字でだせませんでした。一般で死語になっているせいもあるかもしれませんが、もうちょっと工夫いたします。とりあえず道具はカタカナにしておきました。
 もっとも漢字で書いたことありませんしね。